<縫い代付きパターン>
パターンにあらかじめ縫い代をつけて置くことで簡単に裁断、縫製することができます。
型紙の修正がない場合はこの方法で裁断し、縫い代幅を合わせてミシンで縫製することで出来上がり線に印をつける時間も短縮でき、とても早くお洋服を仕上げることができます。
縫い方や縫い代の倒し方で縫い代幅や角の処理方法が変わってくるので、縫製工程の知識も必要になります。
市販のパターンも型紙に縫い代がついているものが多く、量産を行うための工業用パターンも縫い代付きで作られます。
<縫い代の付け方>
基本的な縫い代幅は1cm(ロックミシン端処理、割りで始末)ですが、生地によって幅を変えたり、縫製方法によって部分的に変えたりします。
・直線、カーブは仕上がり線から平行につけます。合印は縫い代端まで延長しておきます。
・直角部分に縫い代をつける場合は延長処理、角度のある角部分には直角処理で縫い代をつけます。
・直角処理した際に対応する縫い合わせパーツの縫い代の高さは合わせて処理してください。
・角度があって縫製する際に縫い代が足りなくなりそうな部分は反転、トレースで処理します。
・裾は基本的には延長処理しますが、脇線に対して角度が強いやすそのカーブがきつい場合は反転処理します。
縫い代は縫製方法を考えてつける必要があります。
生地の特性や縫製手順の変更で変えたほうがいい場合があるので、縫製時の時のことを考えながら縫いやすい方法や仕上がりが綺麗に上がる方法でつけてください。
部分的に変則的な縫い代をつける場合は型紙の展開方法、部分縫いで縫い方別に説明します。

縫い代始末と端の始末
縫い代は始末の仕方によって決められます。縫い代の始末や裾始末方法は生地、デザインや線のカーブ具合などで適切なものを選ぶようにしましょう。縫い代始末もデザインのひとつでので、決まった方法だけでなくオリジナリティのある始末の仕方に挑戦し...

生地の裁断方法
一般的な布帛生地を裁断する際の方法になります。
基本的には裁断→芯貼り→印付けの手順です。
縫い代の付きの型紙とない型紙でそれぞれ手順が違うので分けて説明します。
〜型紙に縫い代をつけて裁断する場合(型紙修正のない...

切り躾の仕方
切り躾とはチャコペンの代わりに生地に糸で合印や出来上がり線ラインの印をつける躾方法です。
糸を通して印にし、縫製後は糸を抜いて処理するので跡を残さずに綺麗に仕上げることができます。
1、型紙のアウトライン(出来上がり線)...
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