縫い代始末と端の始末

縫い代は始末の仕方によって決められます。

縫い代の始末や裾始末方法は生地、デザインや線のカーブ具合などで適切なものを選ぶようにしましょう。

縫い代始末もデザインのひとつでので、決まった方法だけでなくオリジナリティのある始末の仕方に挑戦してみるのも面白いと思います。

<縫い合わせのライン(脇線・肩線・袖下線など)>

ロック始末(縫い代割り)

縫い代巾 1.0cm〜1.2cm

基本的な縫い代処理の仕方です。

ロック始末(縫い代片倒し)

縫い代巾1.0cm〜1.2cm

片倒しする際の基本的な縫い代処理の仕方です。

パイピング始末縫い代巾

縫い代巾 1.2cm〜1.5cm

縫い代を完全に隠したい時、高級な仕立て方にしたい時などに使用されます。

袋縫縫い代巾

縫い代巾 1.2cm〜1.5cm

ロック始末よりも強度の強い縫い代処理の方法です。ほつれやすい生地や縫い代が透けやすい生地などにも使います。

袋縫いの仕方
(縫い代を1.7cm取り、袋部分が1cmになるようにあげる場合) 1、外表に生地を合わせ、端から0.7cmのところを縫い合わせます。 2、生地を裏返して縫い代が内側にくるようにし、アイロンで抑えます。 ...

折伏せ縫い

縫い代巾1.5cm〜2.0cm

比較的強度が強く、縫い代が立たないのですっきりと仕上げられる始末です。デニムや表側にステッチが出るようなデニムやシャツなどカジュアルデザインに使われます。

折り伏せ縫いの仕方
(縫い代1.5cm、仕上がり縫い代0.8cm、表のステッチ幅0.7cmの仕上がりの場合) 1、端から1.5cmのところを中表で縫い合わせます。 2、出来上がりの縫い代が倒れる方の縫い代を0.8cm残してカットしま...

割伏せ縫い

縫い代巾 1.2cm〜1.5cm

比較的強度が強く、縫い代が立たないのですっきりと仕上げられる始末です。デニムや表側にステッチが出るようなデニムやシャツなどカジュアルデザインに使われます。

たたきつけ(裁ち切り)

下になる側0.7cm〜1.0cm、上側0cm

ほつれない布やほつれることをデザインとするような際に使います。

ロックミシン縫い合わせ(ニット)

縫い代巾 0.5cm〜0.7cm

ニット生地を縫い合わせる際に使います。

フラットニット(ニット)

下になる側0.7cm〜1.0cm(フラットニットの巾)、上側0cm

ニット生地を接ぎ合わせる際に使います。

<縫い合わせないライン(裾・袖口・衿ぐりなど)>

三つ折り

縫い代巾 1.0cm〜4.0cm

基本的な裾始末の方法です。

完全三つ折縫い代巾

縫い代巾1.5cm〜6.0cm

三つ折りの端が折り目まで来るように三つ折りをする縫い方です。縫い代が透けたり、裾を暑く仕上げたい時に使います。

パイピング始末

縫い代巾 0cm

ほつれやすい布端の始末やデザインなどで使われます。

パイピングの仕方
(パイピング仕上がり幅1.0cmの場合) パイピング生地の作り方 生地を斜め45度(正バイアス)にカットしてテープを作ります。 伸びやすい生地の場合は角度を緩めてテープを作ります。 ...

メロー始末

縫い代巾 0.3cm

主にほつれやすい生地端を始末する時に使います。

見返し

縫い代巾 0.7cm〜1.0cm

裾をしっかりと始末したい時に使います。

ほつれ止めミシン+断ち切り

縫い代巾 0cm

ほつれない布やほつれることをデザインとする際に使います。

オーバーロック(ニット)

縫い代巾 2.0cm〜4.0cm

ニットの裾や袖口を始末する際に使います。

手縫いによる始末
裾などの布端がほつれないように手縫いで始末する方法です。 布目が表に響かないように織糸をすくって縫っていきます。 高級服や表にステッチを出したくない時に使われる仕様です。 ・普通纏り 最も一般的な纏り方です。...
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ノエモバアルカ。

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