仮縫いとは本縫い(実際にミシンお洋服を組み立てて行く行程)に入る前に、シルエットやデザイン、体型にあっているかなどを確認するためしつけ糸で仕上がり線を縫い合わせることです。
縫い代に合わせてアイロンをかけてしまうと修正が入った際に折り跡が残ってしまうのでアイロンは使わないでください。
仮縫いしたお洋服を試着して補正し、修正した後に本縫いに入ります。
・仮縫い用に多めに縫い代をつけて生地を裁断します。仮縫いをする前にパーツに芯を貼り、切り躾をしておきます。
・しつけ糸で基準線(中心線、ウエスト線、バスト線、ヒップ線、袖中心線、袖下線、肘線)がわかるように縫って糸を通しておきます。
・しつけ糸1本取で縫い合わせていきます。最後に解きやすいよう細かく縫いすぎないように注意してください。
ステッチの入るところは縫い代を倒しておさえておきます。
・袖付けは力がかかりやすく試着の際にしつけ糸が切れやすいので、縫い付けず仮縫いの時は横ピンで留めておくだけでいいです。
・ギャザー。いせはしつけ糸2本取りでぐし縫いをして引っ張りギャザーを寄せます。
・すそは折りあげてステッチでおさえます。
・ポケットなど叩きつけるパーツは仕上がり線で追って押さえつけて縫っていきます。
衿は仕上がり線で折ってしつけ糸でおさえます。
・衿はステッチでおさえながら留めていきます。
・ファスナーなどがある場合はファスナーも縫って仮止めしていきます。
・ボタンは布や紙などで作ったものをつけてバランスを確認します。
出来上がったら着用して確認していきます。
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