ミシンの種類

お裁縫に欠かせない『ミシン』

英語ではSewing machineと書きますが、その名前の由来は『machine(マシン)』の発音が日本人には、ミシンと聞こえたからだとか。

ミシンが普及してまもない頃は手回しや足踏みなどの人力によるものが一般的でしたが、今では電動に変わり、さらに技術の進歩で糸を使わず超音波でくっつけられるものまで開発されています。

ミシンには大きく分けると『家庭用ミシン』『ロックミシン』『職業用ミシン』『工業用ミシン』のなどに分類されます。

内部構造の違いによって家庭用ミシンも『コンピューターミシン』『電子ミシン』『電動ミシン』に分けられます。

 

〜家庭用ミシン〜

・コンピューターミシン

直線、連続的な刺繍が縫えるミシン。

家庭用ミシンの中でも機能はトップクラス。マイクロコンピューターを内蔵しているので、針の上下運動、糸調子、縫い目の調整など全て自動で行ってくれます。

通常の直線縫いやジグザグ縫いに加え、ステッチ縫いや刺繍などもボタン一つでできてしまうまさにハイテクミシンです。

 

・電動ミシン

直線、連続的な刺繍が縫えるミシン。

電源から直接モーターに電気を送って動かすというシンプルな構造のミシン。昔は家庭用ミシンと言えば電動ミシンが主流でした。

糸調子や針の上下位置などを手動で行う必要がありますが、比較的安価なため軽くお裁縫をしてみたいという方にもオススメです。

 

・電子ミシン

直線、連続的な刺繍が縫えるミシン。

針の停止位置や糸の調子や縫い目の調節などが電子回路によって制御されていて、手元のボタンによって全ての機能を設定することが出来ます。

電動ミシンと比べ低速でも力があるため、厚手の生地も縫うことができます。

・刺繍ミシン

自分で作った刺繍柄やインターネットでダウンロードした図案が刺繍できるミシン。

本格的な刺繍ができるコンピューターミシンで、性能の良いものは自分で作った図案を刺繍できます。

糸がたくさん必要だったり、変える手間などがかかりますが、オリジナルの作品を作りたいときにはとても便利です。

・ロックミシン

生地端の処理、ニットの縫い合わせ、メロー始末ができるミシン。

かがり縫いをするためのミシンで、1本針2本糸、1本針3本糸、2本針4本糸の3種類に分かれます。
1本針2本糸、1本針3本糸は主に布帛の断ち目かがりに使用され、3本糸のロックミシンは巻縫い(メロー)もできるのが特徴です。
2本針4本のタイプはニットソーイングで使用されることが多いです。

・カバーステッチミシン

ニットの袖口や裾始末ができるミシン。

カバーステッチはニットの袖口や裾によく使われているステッチで、表から見ると直線縫いのようなステッチ、裏から見るとロックミシンのようなステッチに見えます。

他のミシンでは再現できない縫い方なので、専用のミシンが必要になります。

本格的なニットソーイングをするためには必要不可欠なミシンです。

・職業用ミシン(直線縫い)

直線縫いミシン。

美しい縫い目にこだわった直線専用のミシンです。

最高速度が速く、縫いスペースが広く作られているため大きな作品でも縫いやすく設計されています。

力があるので分厚い生地も縫いやすく、レザーや厚手のデニムを縫製する際には欠かせません。

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ノエモバアルカ。

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