裾などの布端がほつれないように手縫いで始末する方法です。
布目が表に響かないように織糸をすくって縫っていきます。
高級服や表にステッチを出したくない時に使われる仕様です。
・普通纏り
最も一般的な纏り方です。折山、生地端と表布の裏側をすくって固定します。
裾や袖口など表地を始末する際に使用されます。
・縦纏り
袖口や袖付けの裏地を処理する際に使われます。
普通まつりより糸の出る面積が少なくなり、引っかかりにくくなります。
・奥纏り
ジャケットやコートの裾など裏地と表地を縫い合わせる時に使います。
裏地にゆとりを持たせるため、上がり線の奥を纏って行きます。
・千鳥がけ
糸を交差させて纏っていく方法です。
裁ち目がほつれないようにするための纏り方で、2つ折りの端を始末する際に使います。
・撚りぐけ(よりぐけ)
薄地の布でフリルなどの端をふんわりと仕上げたい時やハンカチ、スカーフの端などの始末に使われます。
布端0.2cmのところにステッチをかけ、ステッチ糸を芯にして生地を巻きながら撚るように纏っていきます。
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