アパレルの製造現場ではCADで引いた型紙を出力する際にプロッターという機械を使っています。
型紙を出力する際に使用するプロッターはパーツも大きいので大型のものが多いですが、小物やハンドメイドに使える家庭用の小さいものまで用途に合わせて色々なサイズのものがあります。
以前のアパレルの生産現場では必要枚数分重ねた生地プロッターで出力した型紙を置いて、電動カッターで切っていくという方法が主流でした。
製造の現場には必ず必要な機材で、忙しい時にはしょっちゅう動き回っているというような状態でしたが、最近は生地をセットしてデーターを送るだけで自動で裁断することができるデジタルCAMでの裁断が増えてきたことから使用頻度は減ってきているようです。
私が今まで使った事のある大型のプロッターは武藤の『AC-800』と『Value cut(VC-1300)』の2台です。
少し前まではAC-800を使っておるところが多かったのですが、はサポートが終了してしまったため最近はValue cutを使うようになりました。
ペンとカッターを持たせることができるので、主に線や図形の作図と縫代に合わせたカットに使用します。
アパレルCADから直接データーを送って縫代に合わせてカットすることができます。
他の使い方を知らないので私にとって型紙を出力するものという認識しかありませんでしたがカット圧や刃の種類で他にも切れるものがあるということを知りました。
プロッターのほかにロール紙と換えの刃が消耗品として必要になってきます。
紙だけでなくユポ紙を使うこともあります。
型紙を出力するのであれば大型のものが必要ですが、小物などの型紙程度であれば自宅で使える小型のものも販売されています。
こちらは家で使っている小型のもの
カットできるもののサイズは304mm×304mmまで。
刃の種類やカット圧などを調整する事で紙のカット、生地のカット、カッティングシート、EVAシートやバルサ、プラ板など専属のボードに載るサイズまでカットできます。
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他にももう少し大きいものや中型のプロッターなどもあります。
こちらは少し大きいもの371mm幅までカットできます。
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切りたいものの幅や用途に合わせてサイズが選べるように商品展開されています。
専用ソフトで簡単に作図できたり、写真やイラストのシルエットをトレースする機能もあるので手書きのイラストやネット上で探したデーターからシルエットを拾うこともできます。
イラストレーターなどで描いたイラストをカットしたり、ペンを持たせれば絵を描くこともできますが、機種によっては互換性がないので専用のソフトにデーターを落とし直さなくてはいけない場合もあります。
シルエットカメオには専属の『シルエットスタジオ』という作図用のソフトがあり、無料でダウンロードして使用できるようになっています。
Mac、Windowsどちらにも対応していて、写真や画像から切りたいもののシルエットをスキャンできるという便利な機能もついています。
使い方などは別の記事にまとめていますので参考に↓
カッティングプロッター使い方とレビュー(記事準備中です)
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