ギャザーフレアースカート

生地にギャザーを寄せて作るスカートをギャザースカートを呼びます。

一段ものから複数段にしたものや、デザイン切り替えにギャザーを寄せたものなど種類はざまざまです。

裾にフレアー分量が入るものをギャザーフレアースカートと呼びます。

<ウエストの仕様と切り替えラインの始末方法>

一般的なウエストの処理方法と切り替えの始末です。

ウエストゴム仕様の場合はゴムの引き寸法(ゴムを通す前に広げた寸法)がヒップよりも大きくなるように寸法を設定します。


<ギャザーフレアースカートの型紙展開>

3段のギャザースフレアーカートでの型紙展開方法です。

<長方形に生地をカットしてギャザーフレアースカートを作る>

ウエスト寸法とスカート倍率を決めます。

作りたいシルエットを決め、裾まわりの寸法を決めてから切り替え位置の倍率を出していきます。

倍率を決める時はヒップラインにあたる位置(ウエストから18cmくらい)がヒップの寸法よりも小さくならないように注意してください。

図には等倍と表記していますが、デザインによっては段毎に等倍にならないものもあります。

<例>

ウエスト62cm(上がり) ヒップ92cm(ゆとりを入れた最低寸法) スカート倍率1.5倍の場合

・ウエストベルト仕様

ベルト62cm、1段目93cm(ヒップラインにかかる場合92cmより大きいのでOK)、2段目139.5cm、3段目209.25cm

・ウエストゴム仕様

ウエスト93cm(ゴム上がり62cm)、1段目93cm(ヒップラインにかかる場合92cmより大きいのでOK)、2段目139.5cm、3段目209.25cm

   

<スカート原型から展開する>

スカート原型をフレアースカートに展開し、切り替えラインを入れギャザー分量を展開します。

脇のカーブを真っ直ぐにせず、原型まま残すと脇が広がらず体に沿うようなシルエットになります。脇で広がったシルエットにしたい時には原型ダーツをたたみ、裾にフレアーを作る際に脇にも展開分量を入れてまっすぐ引き直します。

  

<スカート原型でシルエットを作って展開する>

スカートを展開する際に先にシルエットを作り、シルエットを崩さないようにギャザーを展開します。

ギャザー分量はシルエットを崩さない程度に入れてください。

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